子どものことで悩むとき その1

こんにちは。

いつもサンクス運動療育クラブ ブログをご覧になっていただきありがとうございます(^-^)

管理者の小林香絵です。

今日は、永久的に私が関わるであろう業務、「子育て相談」について少しお話をしたいと思います。

 

 

内容は様々ですが、日常で保護者の方とお話しする中で、圧倒的に割合が多いのが、お子さんに関して「困った」という内容の相談です。

 

これは私自身が親御さんとお話しする日常の中で思うことなんですが、

子どもに関する悩みはたくさん話題があるのに、子どもの嬉しい話題が少ない親御さんが多いなって感じます(もちろん、すべてがそうだという訳ではないですよ!)

 

子どもが宿題をしない、学校に行けない、忘れ物をする…etc

などなど挙げたらきりがないお悩みのバリエーションです。

 

親としては、心配ですよね、不安になっちゃいますよね。

時にはイライラしたり、腹が立って爆発しちゃうこともありますよね。

わかります、私も、そうでした。

 

 

だけどそんな悩みに明け暮れるお父さんお母さん、ちょっとその悩みに関して、今一緒に少し立ち止まって考えてみませんか。

今、あなたが悩んでいるその悩み、本当に子ども自身が困って「なんとかしたい!」と求めている悩みでしょうか?

子どもが「自分はこんなことで困っている、助けて」と申し出てきていることで悩んでいる場合であれば、該当しない内容なのでスルーしてください(^-^)

 

もしも、子どもは困っている様子がない、でも親として心配・・・というものであるならば

 

・・・・・それって、誰が不安なんでしょう

解決することで、誰が安心する悩みなんでしょうか?

 

ちょっと考えてみましょう。

 

わたしが思うのに、親が自分が安心したいから、とか

自分が不安じゃなくなるために、子どもを自分が安心できる状態にさせようとしていることからくる悩みでないか、と感じるものがあります。

 

だけど、そんなことを投げかけると、

「そんなことないわ! 忘れ物をしたら、困るのは子ども自身でしょ」

「友達と仲良くできないと」

という風にきっと言われるでしょう。

 

もちろん、忘れ物をしたら困りますよね、友達と仲良くできたら、いいですよね。

だけどそれは子ども自身が、その困った場面にぶつかった時に「これは困るな、どうしたらいいかな」と考える問題です。

自分が困らないためにどうするか、それを体験の中から気づき、学ぶこともこれから子どもたちが生きていく中で必要な力です。

 

まず、困ったり、失敗するという体験もありなんじゃないかなと思います。

(これは、自己肯定感を育てるために敢えて失敗させないような環境設定する、ということとは全く別の話になりますので、混同しないように。)

 

 

親が心配だったり不安になったりしているのって、子どもが忘れ物をしないことで子どもが困らないという「親自身の安心」が欲しいからだったりしませんか?

子どもが友達関係を円満に過ごすことで、「親が安心できる」から、友達と仲良くしてほしいということだったりしませんか?

 

 

何が言いたいかというと、

今悩んでいることは、子どものためと言いながら、本当は親が安心できる結果になる悩みではないかということを確認して気づくだけで、親自身の課題の気づきにつなげることができるようになるのではないかということです。

まず親が成長するというところまでさかのぼって問題に関しての視野を広げてみたらどうかな、ということを言いたかったのです。

 

そうすることでそこからは、親の課題への向き合い次第で、子どもに関する悩みはかなり軽減できると思いますよ。

育児でも、そうでなくても、悩みのほとんどは自分自身の不安や自信のなさからくるものです。

自分が自信がないところ、不安なところ(安心したいことも含め)を、補うために子どもや他人を利用している場合があります。

 

まず、不安なことがある時、

「これはどうして不安なんだろう」

「なんでそれができないといけないんだろう」

「そうなることで安心するのは…誰?」

ということを一旦考えてみるのもいいかもしれませんね。

 

子どもの悩みで、親自身の課題に気付くこともできたりします。

私も、わが子にいろいろ失敗しちゃってました。

 

うちの場合は、娘の部屋がきたないこと!

もう、ひどかったです、足の踏み場もない。

 

いつも、顔を合わせるたびに「部屋をかたづけなさい」って言ってました。

もちろん聞きません。それでわたしもイライラ。お互いイライラ。

だけど、「わたしはなんでこんなに娘に部屋を片付けさせたいんだろう」と考えてみました。もちろん、表向きの思いは「きれいな部屋で過ごすと本人が気持ちがいいはずなんだ」と。

 

でも、部屋をきれいにさせて、自分が安心したかっただけということに気付きました。

結局、自分が子どもを自分の理想通りの状態にすることで、安心したかっただけでした。

 

それに気づいてからは、わたしは別世界で生きているかのよう。

困っていることは子ども自身の困りごとなのか、自分が安心するための困りごとなのか。

これを明確に線引きして考えることができるようになると

自分自身にゆとりが生まれ、子どもにもプレッシャーをかけることがなくなり、子ども自身も変化してきたように思います。

わざわざ不安になって悩みに時間を費やすのはもったいないです。

 

まずは親が、問題を客観的に分析し、把握すること。

そして、お父さん、お母さんご自身がもっと不安少なく心穏やかに生活できることにつながるといいなと思います。

 

 

これを読んでいる親御さんの多くは、発達に課題のあるお子さんを育てられている方が多いかと思います。

けれど子育ては、障がいがある・なし関係なく、根底で共通のことは

・親自身が自分自身の課題に向き合うこと

・親自身が 子どもに生きていく力をつけさせるために、子どもに失敗させる勇気をもつこと  (前にも述べましたが、自己肯定感を培う支援とは別のものです)

・子どもの持っている力を信じること

・そしてお父さん、お母さんご自身が自分を信じること

だと思います。

 

障がいの特性をお持ちの子に関しては、その共通ごとからプラスαで

特性に応じた支援の配慮をしてサポートしてあげることでいいのではと思います。

 

私自身もそうですが、ただ悩むだけでなく、その悩みの中から親自身も気づきを得て、

子どもの課題とともに成長できたらと思い、今日はこの投稿をさせていただきました。

 

親自身が、肩の力を抜いて、気楽に生きてください。

その姿が、子どもにとって大きな安心感になると思いますよ(^-^)

 

 

今回は、長くなるのでここで一旦終了。

次回、その2では 困ったことが起きた時のいいこと

に関してお話ししていこうかなと思います(^-^)

 

それでは、予報では雨のようですが、皆様、素敵な週末となりますように。

 

 

 

 

 

 

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