暑熱順化 2019

こんにちは!

指導員の奥本です!

 

暑くなりましたね。

6月は雨が少なく、去年より暑くなるそうです。

憂鬱です……。

 

これから本格的な暑さを迎えるということで、

以前、ブログの題材にもした熱中症対策の「暑熱順化」についてお話します。

内容はほとんど一緒ですので、覚えている方は飛ばし読みしていただいて、

療育風景の写真をお楽しみください。

 

暑熱順化は体を暑さに慣らすことです。

暑さが本格化する前に取り組みます。

 

暑熱順化のポイントは汗腺機能を鍛えることです。

主に2つの方法があります。

 

1.運動での発汗

1回10~15分くらいのウォーキングを1日に2~3回行います。

汗ばむくらいの強度で始め、徐々にペースを上げたり、時間を増やしたりすることで、運動することに体を慣れさせましょう。

 

2.入浴での発汗

シャワーだけで済ませるのではなく、毎日40℃くらいの湯船に浸かります。

10分くらいは入浴しましょう。

入浴することで汗腺が開くので効果的です。

 

一週間ほど続けることで効果が出始めます。

暑熱順化をすることで、心拍数が減り、

深部体温と皮膚体温が上昇しにくくなります。

また、疲労を感じることが少なくなります

 

他にも汗をかく量、心臓が全身に送る血液量が増え、

汗をかき始めるタイミングも早まります。

 

これらが作用することで、体内の熱を効率よく体外へ放散できるようになります。

また、基礎体力をつけておくことも大切です。

普段、運動をしない人の方が熱中症になりやすいので、

暑熱順化を意識して、運動しましょう。

 

とはいえ、既に高温多湿の日が増えてきており、

お店などの冷房で、内と外の気温差を感じることもあります。

無理のないように運動してください。

 

特に子どもは大人よりも暑さに弱く、

地面からの照り返しの影響も強く受けます。

 

発達障害の特性の感覚過敏により、

人よりも気温や湿度を不快に感じているかもしれません。

コミュニケーションの苦手さから、

それを伝えられずにいるかもしれません。

 

自分が平気だから相手も平気だと思わずに、

一人ひとりのSOSを見て、聞いて、感じて、声をかけてあげてください。

 

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