こんにちは!!
保育士の奥本です!!
サンクスの運動療育ではコーディネーショントレーニングを取り入れています。(詳しくはこちらの記事をご参照ください)
コーディネーショントレーニングは7つの要素(リズム能力・バランス能力・連結能力・反応能力・変換能力・定位能力・識別能力)から構成されています。
今回はその中の定位能力について解説いたします。
定位能力とは、空間把握能力です。
人や物の位置など、状態や関係を正確に認識し、運動を調節する能力です、
環境は目や耳など、感覚を使って察知します。
それで得た情報を元に運動を調節するので、感覚を敏感にすること、感覚と運動を繋げることが重要になります。
また、人や物、そして自分の位置や状態を関連付ける感覚も必要です。
例えば「おにごっこ」
自分と鬼の位置関係を把握し、鬼の状態によって逃げるかの判断、スピードや方向の調整を行います。
また、逃げ回る上で障害物や他の仲間の場所など、多くの情報を収集した上で走る運動に繫げなければいけません。
他にもアクロバティックな動きや技術が求められるスポーツや、人やボールが動き回るボール系の種目に取り組むにも定位能力は欠かせません。
定位能力はどんな運動でも訓練することができます。
重要なのは意識することです。
場所、物、人、自分が今、どんな状態にあるのか。
遊びの中でそれらを細かく把握することは疎かにしてしまいがちです。
時々一呼吸置いて、空間把握をし、運動に繫げる。
運動に集中することは大切ですが、過集中になってしまうと必要な情報も見落としてしまいます。
程よい集中力の持続と、細かいフィードバックを支援してまいります。