柔軟性

こんにちは!

保育士の奥本です!

 

1月も残りわずか。

正月気分もようやく抜け、さらに成長できるように令和二年を過ごしているわけですが、立ち止まってしまうこともしばしば。

自分の成長を感じられなかったり、将来に不安を覚えたり、様々な壁にぶち当たってしまい、寒空がより一層重たく感じます。

 

そんな時には”まだその時じゃない”と思うようにしています。

できないことがあるのも、不安があるのも、今は当たり前です。

凝り固まった頭を柔らかくしていきましょう。

 

 

今回は柔軟性についてお話します。

 

〇柔軟性の個人差

柔軟性には個人差があり、前屈や開脚が難しい人もいれば、足を180度開くことができる人もいます。

 

一説によると柔軟性は遺伝するといわれていますが、バレエや体操の選手のように特に体が柔らかい人のコラーゲン繊維や靭帯、関節の軟部組織の構造が遺伝することはありますが、一般的な柔軟性に関してはほとんど遺伝は見られません。

 

両親の体が非常に硬い場合、その特徴が受け継がれやすい傾向はありますが、生まれたばかりの赤ちゃんに体の硬さはあまり見られません。

 

では、柔軟性の違いはどこから生まれるのでしょうか。

〇柔軟性は生活習慣から

第一に体を動かしているかどうかです。

筋肉は動かさないとみるみる衰え、弾力性が失われることで硬くなってしまいます。

また動作のパターンが少ないと関節の可動域も狭まります。

このような状態が続くと、脳がそれが正常だと認識するため、体を動かそうとすると筋肉を収縮させてしまい、より柔軟性が失われるのです。

 

同じように姿勢の悪い状態を維持することもよくありません。

猫背でいると腹部の筋肉が縮み、横隔膜が硬くなります。

すると全身の筋肉が収縮し、体が硬くなります。

また姿勢が悪いことで骨盤や肩甲骨が歪み、筋肉が硬くなることもあります。

他にもストレスが体の硬さの原因となることもあります。

人はストレスを感じると無意識に体の筋肉を硬直させてしまいます。

緊張する場面で肩に力が入ってしまった経験は誰しもあるでしょう。

 

またストレスによって交感神経が刺激され、血管が収縮し、血行不良が起こりやすくなります。

すると筋肉を動かすために必要な酸素や栄養の供給が滞り、疲労物質の運搬もストップしてしまうため、筋肉が動きにくくなるのです。

このように日々の運動不足や過度のストレスから体の柔軟性が失われます。

親と子は生活習慣や性格が類似することで柔軟性も似たものになるのです。

 

〇柔軟性がないと……

体が硬いと以下のような問題が生じます。

・怪我をしやすい。

・血行不良が起こり、冷えやむくみの原因になる。

・肩こりや腰痛になりやすい。

・代謝が落ちる。

・疲れが取れにくく、疲れやすい。

 

体が硬くなると運動するのが難しくなり、さらに筋力が低下します。

するとさらに運動する機会が減るという悪循環に陥るのです。

体を柔らかくするには柔軟体操が効果的ですが、まずは体が硬くならないように気をつけることが大切です。

適度な運動や姿勢、リラックスできる時間の確保など、生活習慣を見直してみましょう。

 

体も思考も柔軟性が大切です。

肩に力が入りすぎないような余裕のある日々を心がけたいものですね。

 

 

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