こんにちは!!
指導員の奥本です!!
先日、保護者さんからこのような相談がありました。
「飛んでくるボールを怖がって、ドッチボールやキャッチボールが苦手です」
ということで今回は、ボールへの恐怖心を克服する練習についてお話しします。
①柔らかいボール
まずは柔らかいボールを用意しましょう。
・ゴムボール
・カラーボール
といった柔らかいボールをつかい、ボールが体に当たっても痛くないことを覚えます。
より恐怖心の強い子は丸めた紙や新聞紙で遊んでみるのもいいかもしれません。
他にもお手玉やピンポン玉、スポンジボールなどもおすすめです。
遊ぶ時はなるべく様々な種類のボールをつかいましょう。
ボールの種類を変化させ、それぞれのボールに合わせた状況判断や動きができるように、経験値を増やしましょう。
②一人でボール投げ
最初は一人でボールを投げて、捕りましょう。
キャッチボールの練習だからといって最初から人と対面でボールを投げる必要はありません。
ボールを投げる力加減を調整し、“自分が怖くない強さのボール”で遊ぶことで、ボールに順応していきます。
・真上に投げて、捕る
・下に投げて、バウンドしたボールを捕る
・壁に投げて、跳ね返ったボールを捕る
少しずつ強く投げてレベルアップしていきます。
それも怖がらなくなったら人とのキャッチボールに挑戦しましょう。
キャッチボールも最初は近い距離から、優しいボールで練習しましょう。
③ボールを手に当てる
ボールを怖がる原因の一つに
「上手くキャッチできなかった時に顔や体に当たってしまう」
「上手く手を向けられなかったら突き指してしまう」
という恐怖心があります。
ボールのスピードや形状に合わせて、スムーズに手や腕を動かすことは練習が必要な技術です。
しかし、ボールを怖がっていてはキャッチする練習も思い通りにいきません。
そこで飛んできたボールをキャッチせず、手のひらに当てて弾いてみましょう。
腕を振ってボールを打ち返すのではなく、盾でガードするイメージです。
ボールの軌道に合わせて腕を動かす練習をし、腕をつかえばボールが体に当たらないことを理解していきましょう。
以上のポイントを取り入れながらキャッチボールの練習をしてみてください。
大切なポイントは「最初は簡単に、徐々にレベルアップ」です。
柔らかいボールを優しく投げてみましょう。
ボールへの恐怖心を軽くしてから、野球やドッチボール、バスケットボールなどの応用的な捕り方を練習しましょう。
自分にとって当たり前にできることも難しいと感じる人もいます。
そしてできるようになる――技術を習得するスピードも人それぞれです。
練習や訓練を頑張って得た技術もあれば、特に努力してないけどできるようになっていた技術もありますよね。
上手くできなくて悔しい気持ち、失敗を怖がる気持ちを受け止め、寄り添ってあげながら一緒に練習していきましょう。