いつもお世話になっております。
サンクス運動療育クラブ管理者 小林香絵です。
先日、新規募集の抽選が終了しました。
何度もご応募くださっていながら、ご契約できない結果になってしまうご家庭には、本当に申し訳ない思いでいっぱいです。
何度もご応募くださるご家庭の皆さんには、本当に感謝しています。
この場にて、心からお礼申し上げます。ありがとうございます。
新規契約が決まったご家庭の親御さんとお話をする中で、改めてサンクスでどのような支援を大切にしたいか、自身がどのような管理者でありたいかを再認識することができました。
私たちサンクス運動療育クラブは、現在私を含め6名のスタッフでお子様の支援にあたっています。実質的に私は運営面での業務が主となりますので、療育現場は5名のスタッフで守ってくれています。
スタッフみんなそれぞれに、思いを持って熱心にこどもたちとの時間に向き合ってくれています。
そこで、大切になるのは、意識統一。
みんなが同じことを目指して同じ方向に進む意識統一は、重要です。
私たち支援者が忘れてはならないのが
「目の前の今だけの支援」ではなくて「こどもたちの将来につながる支援」
だと私は考えています。
今目の前で起きていること、困っていることの解決はもちろん必要ですが、それしか視野にない対応は、その場しのぎになってしまい、同じ問題は繰り返し起こります。
同じ問題に直面したときに、どのようにクリアしていけるか方法を経験し、次には自分の力で解決できるための「今の支援」をしていく必要がありますね。
親御さんもいつかは年を重ね、こどもに付きっ切りができない環境は必ずやってきます。
その時にこどもがどうあることが最も望ましいのか。
(詳しくは過去の投稿、「ヘルプとサポート」を参照ください)
私は、こどもに「自分の力で生きていける力」を身に付けて欲しいです。
なので、そのためには、こどもたちにとって、少し「しんどい」と感じる場面がうち(サンクス)の利用の中でもあるかもしれません。
管理者の私の思いとしては、サンクスは「ただ楽しい」だけで終わる療育にしたくありません。
好きなことだけやればいい、いやならしなくていい (こどもの精神状況によってはまずここをしっかりさせてあげる場合もあります)でずっと 壁となることから目を背けるだけの子育てではなく、
少し負荷があってもそれに向かう勇気、嫌だなと思う事にも自分なりに「なぜこれをしなくてはいけないのか」を考えて乗り越える強さを身に付けてあげたいと思っています。
私たち大人であっても、そうですよね。楽しいことだけしていたいです。
だけど、社会人になってどうですか?
仕事いきたくないな → 嫌だから行かなくていい
とはなりませんよね。
そんな時に、どう行動するかによって人生の豊かさは変わってきます。
だからこそ、今こどもたちには「嫌ならしなくてもいい」
だけを学ぶ支援で終わりたくないのです。
実際に今、サンクスを利用するこども達に「サンクスへの行きしぶり」がある子もいます。
家でゲームをしたい、お母さんと一緒にいたい、など理由は様々ありますが、
「サンクスでの療育が自分のやりたいものでない」ということが理由の場合は、ここでひとふんばり、こどもも親も乗り越えるためにがんばりどころだと思います。
もちろん私たちも、こどもが取り組もうと思えるメニュー考案や、意欲を高める促しのスキル、利用者満足をいただけるためにスタッフ自身のレベルアップは必須の前提です。
そこは私たちの努力面ですが、
お子様の行きしぶりがある場合は、「こどもに合わない」と短絡的に考えるのはひとまず一呼吸入れてみていただけたらと思います。
もちろん、相性的に合わないということもありますが、ほとんどはお子様が、自分が楽な方に流れてしまうために拒否感を持っているケースかと思います。
「やりたい事をやる」「好きなことだけをやる」生き方は個人的には大賛成です!
私たちは、生きる中で我慢が多すぎます。
本当は私たちは楽しむために生まれてきていると私は思っていますから。
だけど、やりたいことだけをやる、ということと
嫌なことから全て逃げる だけの生き方は、向上心の育たないものです。
嫌なことにも立ち向かう力を備えつつ、自己の客観的な判断で 嫌なことから逃げる という選択肢を持っている という柔軟性の高い人にこどもたちを育ててあげたいと思っています。
支援者・保護者それぞれに皆さんなりの価値観や考えがあると思うので、ここで私が述べた言葉に反発心を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
けれども、どの事業所のリーダーは、どんなことを大切に運営しているかを開示することはとても重要だと私は考えていて、
事業所を選ばれる際には、世間の評判や口コミだけでなく、実際に親御さんの育児方針にあった事業所選びも重要になってくると思いますので、
サンクスの管理者として、どのようにサービスを統括しているのか皆さんにお伝えしておきたく、今回長文になりましたがここにお伝えさせていただきました。
私たちは、こどもも、保護者も、支援者である私たちも、
意味ある時間としてサンクスでの時間を共有し、全員で成長していける事業所を目指します。
どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。