皆さんこんにちは。
いつもありがとうございます。管理者 小林香絵です。
ほとんどのお子様たちは、学校が始まっている頃ですね。
1週間ほど経過しましたが、こども達のスタートはどうでしょうか?
サンクスでは、コロナ自粛の前のこども達の元気な声が戻り、賑やかな空間が戻ってきました。やっぱりこども達の笑い声は元気をもらえますね!
けれども、どの子たちもあっさりスムーズなスタートが切れる子ばかりではありません。
中には、休みから学校の開始に切り替えることが難しく、しんどい状態の子もいらっしゃいます。
こども本人もですが、おうちの方もどうしたらいいか困ってしまいますよね。
もし、このブログをご覧になっていらっしゃるかたの中に、「うちの子も学校に行き渋りが・・」とお悩みの方がいれば、参考になさってください。
こどもが「いやだ」と拒否感を抱くのは、見ての通り嫌なことがあるからです。
その「嫌なこと」の解決には、皆さんどのように対応されていますか?
一番多いのが、本人に理由を聞いて、→ 親なりにアドバイスして、 → 励ます。
のような流れでしょうか。
担任の先生にも相談されたりもするでしょう。
では、本人が表出してくれたしんどいことの理由に、どのように解決アプローチされていますか?
ここで、理由によって問題解決方法が異なってきます。
ポイントは、こどもが苦痛を感じることの原因となる事です。
それは
「感情からくる問題」なのか「特性からくる問題」なのか
このことをまず見極めることが大切なのです。
例えば、一日という長い時間を学校で過ごすことがしんどい という思いが出てきた場合に、もう少し掘り下げてみたら、
集団という環境がしんどい (特性 感覚の問題)
一日の流れについていけない (特性 見通しがつかないことでの不安)
お母さんと家でもっと一緒に居たかった (感情 さみしい)
周囲との関わりが少ない (感情 さみしい、不安など)
自信がない (感情 自己否定感)
のように、細かく分類できてきます。
そこで、特性からくる問題なのであれば、一日の流れを本人と確認して見通しを立て、不安要素を消す支援策を設定して取り組んでみる。
賑やかな環境が苦手、であれば音に対する緩和対応策を学校と相談して環境設定を考えてみる。
感情からくる問題であれば、本人の不安感や寂しさをしっかり共感してあげ、その中で本人ができていることや、勇気づけをしてあげる。
特性の問題は、ただひたすら勇気づけをしたところで、問題解決にはなりません。
特性もこどもによって様々です。本人にある特性がどんなことなのかしっかり見極めて、適切な対応策を施し、解決までの時間を短縮してあげましょう。
励ますって、すごく大切なことだけれど、ただやみくもに励ます、は検討違いです。
特性は、例えば視力が悪いことで説明してみますね、
視力が悪いことを「特性」としてみると、視力を改善するためにメガネやコンタクトレンズを使うと見えやすくなりますよね。特性に対する専門的な対応って、このメガネにあたります。
見えないのにひたすら励まして勇気づけしても、視力が変わることはないですよね。
専門的な対応策は、親御さんの知識だけでは難しいこともあります。
そんな時は私たち専門職をぜひとも頼ってくださいね。
このように、あらゆる困りごとに、この問題の分析は共通してきます。
ただ、頑張る。熱血や愛情さえあれば!の解決は長期化するし、エネルギー消費も多く、結局バテて共倒れ、にもなりかねません。
お互いが負担少なく、少しでも早く問題解決できるように、専門的な分析で対応策を設定しましょう(^-^)
サンクス運動療育クラブのYouTubeチャンネルができました。
まだ、内容は少ないですが、お子様と楽しめるメニュー紹介や、親御さんへの参考知識の紹介などもあります。
ぜひご覧になってくださいね(^-^)
今回の内容は、YouTubeでもご紹介しています!
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