指導のポイント

こんにちは!

指導員の奥本です!

 

私事ですが、先月、カウンセラーの資格を二種類とりました。

子ども達だけでなく保護者の皆様にとっても相談しやすい指導員になれるようにと勉強したのですが、知識も経験もまだまだです。

 

先日も子どものSOSをきちんと受け止めてあげられず、

子どもにしんどい思いをさせてしまいました。

 

気持ちを伝えることは大人も子どもも難しいことです。

同じように気持ちを受け止めることも簡単ではありません。

 

失敗や成功を繰り返して、子どもと一緒に成長していきたいです。

そして、子ども達のその時のしんどさを軽くしてあげられるよう、

精一杯の準備をしてまいります。

 

さて、夏休みに運動のポイントをご紹介しました。

運動をする際にそれらを意識していただきたいのですが、

では、それを相手に伝えるには何を意識したらいいでしょう。

 

どんな練習をすればいいのか分からない……。

指導してもなかなか上達しない……。

そのうち子どもがやる気をなくしてしまった……。

そんな経験をした保護者さんもいらっしゃるでしょう。

 

ということで今回は運動を指導する際のポイントをまとめてみます。

 

①身体機能×認知機能

そもそも運動をスムーズに行うためには、

身体機能と認知機能が組み合わさる必要があります。

 

身体機能は身長や筋力など。

認知機能は体や道具の使い方や視線など。

 

例えば野球のバッティング。

充分な筋力が備わっていない人がいくらバットの振り方を練習しても思い通りにバットを振ることができません。

飛んでくるボールを見ていない人がバットを軽々しく振れるよう筋トレをしてもいつまでもボールにバットが当たりません。

 

このように筋力とその使い方の両方がバランスよく身につくことで運動が成り立ちます。

その子に何が足りていないのか観察してみましょう。

 

②遊びの中で経験する

作業療法や遊戯療法といい、遊びの中に運動を取り入れます。

地味な反復練習は苦痛なものです。

やりたいと思えない運動は続かないし、身につかない可能性もあります。

 

例えばボール投げもひたすら投げれば上達するでしょうが、

的当てにしたり玉入れにしたりとゲーム形式にすることで

より意欲を引き出せるでしょう。

 

大切なのは遊びの中で経験すること、慣れることです。

できないことや苦手なことにも楽しみながら取り組みましょう。

 

③スモールステップ

できるようになる! という目標をもって取り組むことは大切です。

その目標を最初から高くしてしまうと、

すぐに達成できない苛立ちや焦り、燃え尽き症候群に陥ってしまう可能性があります。

 

最初の目標は不安や恐怖心がなく、

運動のやり方や自分の体の動きの感覚をつかむようにしましょう。

相手をよく観察し、能力に見合った目標を立てましょう。

 

学校や家庭、習い事、療育などで様々な訓練が行われます。

どんな技術も簡単に身につけばこれほど楽なことはないでしょう。

しかし、誰しもどんなに苦労してもできないこともあります。

また、大変な苦労をして身についたことに現実以上の価値をもたせてしまうこともあります。

 

何をさせたいのか、何をできるようになりたいのか、何ができるのか。

指導する側とされる側。

決して一人で行うことではありませんから、

たくさん相談して、計画を密に立てて、

楽しく運動を取り組んでいきましょう。

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