皆さんこんにちは、いつもサンクスブログをご覧になってくださり、ありがとうございます。 管理者の 小林香絵です(^-^)
あっという間に3月も終わりとなり、同時に今年度も終了です。
皆さんにとってはどんな1年だったでしょうか。
サンクスでは今年度より、「保育所等訪問支援事業」を県より指定を受け、学校との連携をスタートしました。
障害に関する知識は、専門職として持っていますが、サンクスとしては送迎サービスも行っていないので、「学校」に関してはわからないことが多く、子どもに関する支援の連携をどのように実施していけばいいのか、手さぐりのことも多かったです。
今まで、学校と福祉分野がつながりを持つ機会は限られていたので、学校の先生方には突然の見知らぬ人の登場に戸惑われる方も多かったように感じました。
訪問の依頼をされるご家庭は、学校に関連して様々な悩みを持たれています。
それは決して学校が良くないとかそういうものでなくて、子どもが集団生活の中で困り感があったり、遅れがでていたりという悩みだったりします。
(まあ、中には先生に思いが上手く伝わらず困っている、というケースもありますが…)
そこで、学校での子どもの様子を見て、先生と連携を取ってサポートしてほしい、という要望で保育所等訪問支援事業を利用されるわけですが
私が困ったのは、保育所等訪問支援事業とは、訪問者が学校の先生の指導を評価し、それに対して指図をすると受け止められてしまうケースでした。
子どものことを一緒に考えたいと誠意をもって学校に踏み込んでも、「文句を言いに来た人」のような反応で、なかなか子どもの支援にたどり着けないケース。
まだまだ教育と福祉の壁は厚いなぁ、という感覚は強いです。
だけど今わかっていることは、どの先生も子どもたちの教育に心の底から熱心に取り組まれているということ。
不器用な先生もいらっしゃいます。
子どものことに関してお話しするときに、本当に子どものことを考えて一生懸命取り組まれているんだな、と感じるのですが、それがなかなかうまく形にならない・・
それに先生本人ももがいて、子どもももがいて、という状況も実際に支援に入った学校でもありました。
(※ 校庭の写真はイメージです。このブログの内容の学校という訳ではありません)
結果は良くなることをもちろん目指しますが、
私がこの事業で大切にしたいと感じたことは、子どもが集団生活の中でも、自信をもって生活できるようになること、そのために保護者と、先生と、福祉とみんなで一緒に「子どものために、どうやってこの目標を達成目指すか」という協力の姿勢です。
思った結果が年度末の今、出なかったケースももちろんあります。
だけど、その結果でも、支援者が「みんなでこの子に関して全力で考えて取り組んだ」というその行動は、関わったみんなの勇気や自信につながっていると思います。
最初は、学校に踏み込んだ私に「あなたに手伝ってもらわなくても大丈夫なんだけどなー」と言っていた先生方が、「小林さんが来てくれてよかった」と言ってこの年度末のお別れをしてくださったこと。
「また来年もお願いします」と言ってくださる先生の表情は、初めて会った時の敵対心を抱いたものから大きく変わっていました。みんな、みんな、優しい目をしていました。
先生も一生懸命です。
私はそれをこの仕事をすることで知ることができました。
確かに先生との関係で、子どもの特性が強化されたり、保護者も悩むことも現実ありますが、そこに悪意を持って意図的にされている先生は一人もいません。
私も、子を持つ親の立場として「先生次第でわが子の方向が変わる」と賭けのような気持ちを持つことも分かります。実際それで大荒れになる子もいますから・・・
だけど、先生は運、ではなくて、そのご縁の中で子どもの最善のためにどれだけのことができるか、なのかもしれないなって思います。
うまくいかない流れを人のせいにするのは簡単な事です。
わたしは、どんな状況でも
「みんなで一緒に考えて挑戦する」
そんな支援体制を作っていきたいと思っています。
サンクスの訪問支援員として、私は人と人をつなぐ役割も果たしていきたいと思っています。
保育所等訪問を依頼してくださったご家庭のおかげで、またサンクスは大切な気づきを得ることができ、心から感謝しています。
そして、手探りのサンクスを受け入れて、一緒に進んでくださった学校の先生方にも同時に大きな感謝を贈ります。
この仕事をしていてよかったーーーー(くじけそうなことも何度もあったけど)
そして、新年度から、また新たに、どんな先生方との出会いがあるのか、今から楽しみにしている私でした。
もうすぐ新年度。
子どもたちにとって
このブログを見てくださっている皆さんにとって、素敵な出会いがある新学期になりますように(^-^)