内科的スポーツ障害①

こんにちは!!

指導員の奥本祐貴です!!

 

今回はめちゃくちゃ字が多いので、前口上は少なめに。

ブログの内容もですが、この前口上を考えるのも楽しんでいます。

 

子どもたちの前は平気でも、大人と話すのに緊張するゆうきコーチは、

おとなしく、つつましい印象をおもちかと思いますが、

文面上でははっちゃけていきたいと思っています!!

今後も生温かい目で見守っていただけると幸いです。

 

 

以前、スポーツ外傷の応急処置「PRICE」についてお話しました。

PRICEでの処置は外科的な傷害が主ですが、内科的な症状も存在します。

そんな内科的スポーツ障害を取り上げます。

 

代表的なものは熱中症です。

他にも発熱、頭痛、めまい、呼吸困難、腹痛など、

スポーツをすることで様々な症状が引き起こされることがあります。

内科的症状は見た目で判断するのが難しいので、

不調が長く続く場合は必ず医師に相談しましょう。

 

今回はよくみられる4つの症状のうち、低体温症過換気症候群をご紹介します。

 

○低体温症

・原因

深部体温が35℃未満になることを低体温という。

氷に触れる、冷たい風に当たる、皮膚の表面で水分が蒸発することで気加熱が奪われる、などが原因になる。

 

・症状

36~35℃

寒気、骨格筋のふるえ(シバリング)

手足の指の動きが鈍くなる

皮膚の感覚が少しずつ麻痺する。

 

35~34℃

よろよろと歩く(運動失調)

筋力低下(転倒しやすい)

上手く喋れない(構音障害)

 

34~32℃

シバリング減少

歩行不能

頻呼吸

意識障害

 

さらに低下すると身体硬直や不整脈が起こる。

 

・改善方法

体温を回復させる。

風や寒冷環境から暖かい場所へ避難させ、触れた服は脱がし、毛布などで保温する。

 

・予防法

皮膚温と環境温の差を小さくする。

適切な防寒具を着用する。

○過換気症候群

・原因

不安や精神的ストレスが原因。

精神的に追い込まれてパニック状態になり、発作的に過換気状態(体内で作られた二酸化炭素を排出するのに必要な換気量を超えた、過剰な呼吸を行うこと)を引き起こす。

よく耳にする過呼吸は精神的要因によらず、長距離走や水泳など、呼吸を多く必要とする運動の後に発症するもの。

 

・症状

呼吸困難を感じて苦しくなり、ますます呼吸をしようとする悪循環に陥る。

症状は手足の先や口のしびれ、筋肉のけいれん、動悸、めまい、腹痛、発汗など様々だが、胸痛・意識障害は緊急性が高い。

 

・改善方法

本人を安心させる。本人の訴えを聞き入れ、不安を取り除く。

深呼吸し、1回の呼吸に時間をかける。

 

・予防法

気分転換やストレス発散が苦手な人に対する精神的・心理的な健康管理を行う。

 

いつ、誰にでも起こりうる症状です。

少しでも違和感を覚えたら運動を中止し、安静にするようにしましょう。

 

長々とご拝読いただきありがとうございます。

次回は残りの2つの症状の紹介です。

 

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